【2017年3月】朗読劇あらすじ・台詞サンプル

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※キャスト募集は終了いたしました。

「あの星にとどかない」
水野はつね

【あらすじ】
宇宙工学の研究をする若い科学者・マコト。
研究所の主であるカオルさんと一人娘のトコに支えられながら日夜研究に励んでいる。
ある日、マコトは自宅で謎めいたメモを見つける。
メモをきっかけに、夢とうつつの境目をさまようマコト。
欠落した記憶と、繰り返しよぎる幻。
「幸福は確かにあって、だけど目には見えない。人は幸福の痕跡を目にしてようやく、そこに幸福があったことに思い至る。
僕らは、……僕らはあのとき幸福だったんだ。まちがいなく。」

【募集キャストについて】
■主要女性キャスト 1名
マコトが出会う女性。物静かでわりあい知的なタイプ。
髪は地味な色が望ましい。
朗読劇ですが動きが比較的多いです。モノローグも多いです。

台詞例
「鍋の中には潰れた木苺がてらてらと濡れた光沢を放っていた。赤い光。老いた星の光だ。
 いずれこのジャムは瓶の中に閉じ込められて、私たちが食べても食べなくても一週間の命、
 その事実が、その色が、どうしてもかなしくて。」
「赤い実をつける木になりたかった。あなたの庭で、小さな木陰を作って、あなたの休む場所を作りたかった。
 あなたが喉の渇きをおぼえたときに口にする実が、わたしの枝にあるようにと、そう思った。
 だけど、」

■性別不問キャスト 2名
街のパン屋と近所に住む常連。
パン屋は比較的堅実、常連は噂好きのイメージ。
脚本では女性で書いていましたがいずれかに男性がいてくれる方がバランスがいいかなと思っています。
語尾などは変えながら外見や性別のイメージは演者さんと作りたい。
庶民的な雰囲気の人物を、愛嬌を持って印象深く、かつでしゃばらずに演じてもらえる方が理想です。
別の役を兼任する可能性があります。

台詞例
常連「こんにちは」
パン屋「あら、もうそんな時間?」
常連「今日のサンドイッチ、何だっけ?」
パン屋「はいはい。ちょっと待ってね……オリーブとトマトか、タマゴか、蒸し鶏と刻み野菜……ってところかなあ」
常連「ええー、どれにしようか、迷っちゃう」
パン屋「ふふふ。どれも自信作だよ」
常連「そういえばねえ、朝の話だけど。」
パン屋「壁の方が物騒な話?」
常連「それもだけどさあ。」

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