なんで「漂流記」かって、
流されるままに流されて生きてきたような記憶ばかりあるから。
好きなことしてるように見えるだろうし、実際かなりの割合そうなのに、
四半世紀も生きた今でさえ、なにひとつ自分で選んだことなんてないみたいな気分だ。
大人になれないままいつの間にか会社員になっていたし、
大人になれないまま結婚するんだろうし、
なんなら、子どもを作るときでさえそうなのかもしれない。
たまたまシス・ヘテロの女に生まれたので、きっと不妊でなければ子どもはもつんだろう。
恋人が一人っ子で、彼のお母さんはうちの母よりすこし年上で。
タイムリミットが怖いから、衝動に任せて、でも消極的に産むんだろうな、と思う。
「産めばかわいいよ」、という言葉を、縋るように信じて。
ふくよかすぎるくらい肉がついていて、もろもろの周期も分かりやすく正確で、
少なくともホルモン系に関しては豊かなはずだから、授かるときはすぐなのかもしれない。
それが幸いなのか不幸なのかは分からない。
今作の登場人物には母と娘がいるんだけれど。
家族って言う単位をそんなに神聖だと思ってないっていうのもあってか、
彼女ら、よく言われる理想的な親子関係じゃない。
かといってむやみやたらに二人を蹂躙したいわけでもない。
愛がないなんてそんなはずはない。
こういう形をたまたま選ばざるを得なかったというだけの、そういう母娘だと思って書いていた。
少なくとも私は。
拙い筆で書いたそれを、どうやって伝えるんだろうな。
途方もなくて、今なおめまいがする。
そういう葛藤も含めて、面白いんだよなあ。ちくしょう、
予約
http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=41ea4891e5
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前回も一緒してくれた沙穂ちゃんに、
「趣味嗜好の話をあまり聞いたことがない」って言われてハッとする。
SNSで垂れ流してるつもりになってちゃんと話したことってないのかもしれない。
思いつく限り列挙するのもいいのかもしれない、と思う。
今日はここよりうしろ、座組の人たちに自己紹介をするつもりで書いてみよう。
素顔になんてぜんぜん興味のない人は読まなくていいよ。
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