あまりよくない近況報告として

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くちびるに硫酸、3回目の公演がやりたいと言って企画をしていましたが、一旦白紙に戻っています。
私事ですが、滋賀を離れて関東に引っ越すことが決まりました。

実のところ、ハコベさんに「うれふ実」を上演していただきつつ、次の自分の芝居に向けてもう動き始めていたところでした。
懇意な役者さんに声をかけて内内では配役も決めつつあって、スタッフさんに声を掛けたい、オーディションをしたり場所を決めたい、と思っていた矢先、です。
公演の企画を触れ回り始めた時点で考えていたよりかなり早いタイミングで、私が退職と引っ越しをを決めてしまった、という理由で、企画を白紙に戻しました。
キャストやりたいと声を上げてスケジュールの確認をしてくれていた人たちを裏切ってしまって、筆舌に尽くしがたいものがありますし、
前回公演のあと、「また観たい」と言ってくださったお客さん幾人かの近くで、もう一回くらいお芝居がしたかったなあ、と思います。

状況的にはまだ、まだギリギリ、「直前での公演中止を避けるために」「ほぼ何も決まっていない段階で、決めることをやめにした」という方が近いのですが、やっぱり声をかけていた人のことははっきり裏切ってしまったと思います。
また、軽率に「やろうと思います」とツイッターで言っていたことで、楽しみにしてくださっていたお客さんがいたらと思うと非常に申し訳なく思うので、自分の区切りのためにもひとまずブログにだけは残しておきます。

いきさつは上記の通りで、この続きはただの長い言い訳です。

もともと4年交際している恋人との結婚を考えていて、転居は考えていたところでした。
その区切りとして、3回目の公演を打って関西を出て行こうと思っていたところでした。

その公演のために年内いっぱいは今の職場で働こうと思っていたのですが、
7月だけでも決定打になりうる出来事が3、4つはあり、結局退職を早めることになりました。直接の原因はほとんどこれです。
「その月に中途入社した同世代に『よくここに1年もいられましたね』と驚嘆され、結局同時期に退職することになった」あたりのエピソードで、大体のことを察していただければと思います。

奨学金があったりボーナスがほとんどなかったりしたため、お恥ずかしいのですが蓄えもあまりありません。
また、実家でも少し、お金の話で、そんなに莫大な額でも深刻な話でもないのですが、早めに実家を出ないといけないと判断するぐらいの出来事も起きました。
時間はあるかもしれなくてもお金がない中で、趣味の演劇の企画をするのは、企画倒れのリスクが高すぎると判断するに至りました。
生活費とか、転職先とか、そういうものへの不安でアタマをいっぱいにしながら作演出のタスクがこなせる器用な人ではありません。
専業でやれるほどの才覚はないことが分かっていて、趣味のユニットを標榜しているんですから、その場しのぎでないお金の稼ぎ方を先に考えないといけないな、と。

書くほどではない些細なことも、まあ、ぽつりぽつりといろいろ起きていて、
潮時というのがあるとしたら今なのだろう、と思いました。

お芝居でご飯を食べる方法を探すにはちょっと年を取りすぎたし、でも多分、それでも、続けていこうとするんだろうな、とは思っています。
80になってもズボラなりに下手なりに筆を執っていたいとずっと思っています。
だから東京に行ってもきっと、落ち着いたらお芝居は企画すると思いますし、
夫になる予定の人も大学時代は京都にいた人なので、なんだかんだすぐに戻ってくるのかもしれないとも思います。
すぐ会える人は、多分たくさんいると思います。

でもすぐに京都に戻ってきてお芝居、というのは、なかなかできないんじゃないかな、と。
今回上演しようとしていた作品も、気持ちの問題もあり、しばらく表に出すことはできないと思います。
こんなことしてしまって、どうしていいのかわからない、というのが本音です。

正直今はなんだか、燃え尽きてしまって、
次の職場ではもう少しうまくふるまえるといいな、と、そればかりを考えています。

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