巣づくり

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9月に引越しをした。

といっても恋人の家に転がり込むだけの話で、家電や家具はほとんど買っていない。
その手のアイテムでいえば、彼のベッドに被せる形にできるロフトベッドを買ったのが一番大きな買い物だ。
そのベッドも極力安いものを選んだので、スーツ専門店のアウトレットで出世払いで買ってもらったスーツひと揃いの方が高い。
母のように、自分の稼いだ金で買った桐箪笥を持って嫁に行く、ようなこともしてみたかった。
私の洋服箪笥は大昔から使っているありふれたプラ製の衣装ケースで、おまけに上に物を載せすぎたことがあって天板が曲がっている。
9月から11月半ばにかけてはすっかり塞いでしまい、就活とスーパーへの買い物のほかはほとんどの時間を家に閉じこもって、眠って過ごした。生活はぐちゃぐちゃでリズムもなにもなかった。
田舎者がまちなかに出かけると絶対にお金をむだにつかってしまうのが目に見えていた。
まいにち恋人が帰ってくるまで生きていないみたいだった。
このあたりを過去形で書けることは幸せだなと思う。
巣ができて、安心できる場所になって、一人での外出にも慣れてきた。
という感じ。
色々はしょったけれど、要するに、みんなありがとう。
ああ、
拠点って大事だなと思ったので、
このブログなりwebサイトもそろそろきっちり整備したいなあと思っています。
自己紹介をしなくちゃね。